概要
理研研究情報管理システム(R2DMS)とは、研究データを安全に保存・整理し共有・公開まで行える統合基盤です。研究中のデータを安心して保管でき、プロジェクトメンバーとの共有や研究機器との連携にも対応します。さらに、データに説明情報を付けて管理し、必要に応じて一般公開や限定公開、DOI 付与も可能で、公開データは 10 年以上の長期にわたり管理されます。研究データの保存から公開までを一貫して支えるサービスとして、研究成果の信頼性向上と利活用を促進します。なお、本システムを利用できる人は理研の ID を持っている方および理研と共同研究を行っている方となります。
詳細
理研研究情報管理システム(R2DMS)は、研究データを「保存する・整理する・共有する・公開する」までを一体的に支援するサービスです。理研の研究者および共同研究者が、自身の研究やプロジェクトに関するデータを安全に管理し、必要に応じて学内外へ共有・公開することができます。
R2DMSを利用できる人
理研のIDを持っている方および理研と共同研究を行っている方となります。
R2DMSでできること
1.研究データを安全に保存する
研究データを、理研が管理する大容量・高信頼のストレージに安全に保管できます。
- 定期バックアップあり
- Webブラウザなどからアクセス可能
- メンバー間で安全に共有可能
- 研究機器やスーパーコンピュータとも連携可能
- APIにより他のシステムとも接続可能
これにより、研究室ごとにNASなどを用意・管理する負担を減らせます。
◎主な用途
- 研究中データの共有保管
- 大容量データのバックアップ
- 研究機器や計算機とのデータ連携
※保管先は理研が管理する頑健性のある大容量ストレージで、オンラインストレージサービスの Nextcloud を用いて HOKUSAI Sailing Ship(HSS) に保管するシステムです。
※データを保存する「情報領域」はPI(またはPI承認者)が作成・管理します。
※保存可能なデータは理研が規定する機密1・機密2情報(倫理審査対象を除く)です。
2.研究データを整理・管理する
保存したデータをプロジェクトと結び付け、説明情報(メタデータ)を付けて整理・共有できます。
- データの更新や利用履歴を把握可能
- 改ざん防止に寄与
- 将来的には外部サービスへの説明情報の連携も想定
- 公開時の手続きを支援
単に「置く場所」ではなく、研究成果としてきちんと管理する仕組みを提供します。
3.研究データを公開する
適切なデータを選び、一般公開または限定公開できます。
- 研究データ管理システム(GakuNin RDM※)を利用
- 公開用Webページから閲覧可能
- DOI付与が可能
- 利用ライセンス設定が可能
- 原則10年以上の長期管理
◎主な用途
- 論文投稿時に求められるデータ公開
- 二次利用を想定したデータ公開
- DOIを付けて論文等に記載
このように、R2DMSは研究データを保存 → 整理 → 共有 → 公開 → 長期保管まで一貫して支える基盤サービスです。研究室単位で個別に管理するのではなく、研究機関として安全・体系的にデータを扱うための仕組みを提供します。
※国立情報学研究所(NII)が提供する研究データ管理システム (https://rcos.nii.ac.jp/service/rdm/)。