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基盤研究開発部門

理化学研究所 情報統合本部

部門概要

理研ICT戦略の実現をめざして理研全ての研究センター・本部・研究所と連携し、研究情報基盤を構築・運用するための技術開発と、研究手法のデジタル革新やデータ駆動型科学に必要とされる研究支援を行っています。研究センター等の研究者と密に連携して研究データの集約と利活用促進を図り、理研、さらにはわが国のオープンサイエンスの推進に貢献しています。

部門長工藤 知宏(Ph.D.)
副部門長小林 紀郎(D.Eng.)
副部門長井原 雅行(Ph.D.)

研究ユニット

データ知識化開発ユニット

理研が生成する多種多様な研究データの整理、統合およびデータ利活用促進に資する情報基盤実現に関する技術開発を推進します。具体的には、知識ベースを含む基盤技術開発を行いつつ、集積された研究データに付与するメタデータに関する研究開発、メタデータの知識ベースとしての集約・体系化、および研究室に対し関連する技術やツール類の提供・支援を行います。さらには理研の研究者と連携して、自然科学の分野を問わず知識ベースや最新のAIの成果を活用したオープンサイエンスを実践することで、データ科学時代を世界的にリードし、科学技術イノベーションの創出に貢献します。

データ管理システム開発ユニット

データ管理システム開発ユニットでは、理研データ科学基盤システム上での大規模データ集積システムに関する研究開発、および利用者支援を行います。研究データ管理(RDM)を構成するソフトウェア技術や管理ポリシーの研究、さらに研究者に負担の少ないデータ収集・流通手法の開発を通じてオープンサイエンスを推進します。

ネットワーク高度利用技術開発ユニット

理研の情報基盤構築・運営を推進する情報統合本部に所属するユニットとして、情報ネットワークを利活用する研究の支援を行います。情報システムを利用する研究者の活動の最大化に向け、ネットワークの効率的な利用に加え、システム・アプリケーションの最適化をサポートします。さらに、最先端の研究を支える情報基盤の構築運用で得られる知見を活かし、インターネットプロトコルの性能向上や新しいプロトコルの研究開発を行うとともに、成果の社会実装を目指します。

生命科学データ共有開発ユニット

当開発ユニットは、生命科学分野のオープンサイエンスの推進のため、理研が産出する多種多様な生命科学分野の研究データの集積と、集積したデータの2次利用の推進のための研究開発を行います。理研の全ての生命科学系研究センターの参加の下で、生命科学分野のオープンサイエンスの基盤を構築し、新たなスタイルの生命科学を開拓します。

医科学データ共有開発ユニット

当開発ユニットは、医科学分野のオープンサイエンスの推進のため、ヒト由来データの安全な取り扱いとスムーズな解析の実行を、高い次元で両立するための研究開発を行います。ヒト由来データを研究対象とする理研の全ての研究センターの参加の下で、理研内、国内、そして国際連携を視野に入れてルール及び計算機環境の整備を行い、ヒトを対象とした研究を安全かつ効果的・効率的に推進する基盤を構築します。

基礎物理系データ共有開発ユニット

当開発ユニットは、基礎物理分野のオープンサイエンスの推進のため、理研が産出する多種多様な基礎物理学および関連分野の研究データの集積と、データの2次利用の研究開発を行います。理研の基礎物理学が関連する研究センター連携の下で、基礎物理分野の効果的・効率的なデータ共有・情報処理基盤を構築します。

連絡先

〒351-0198
埼玉県和光市広沢2-1
理化学研究所 情報基盤棟
情報統合本部 基盤研究開発部門